岩﨑です。
歯科用貴金属が高騰し、歯冠修復材料がハイブリットレジンやジルコニアなどに変化しています。
2010年と2020年の1グラムの金、白金、銀、パラジウムの最高値を調べてみました。
金 白金 銀 パラジウム
2010年 3807円 5385円 82円 2020円
2020年 7063円 3684円 102円 8165円
金が2倍に高騰し、白金が安くなっています。銀も少し上がりました。
それ以上に値を上げたのがパラジウムです。

これらの貴金属は、歯科用貴金属合金の主要成分です。
特に保険適用歯科用合金である金銀パラジウム合金の価格高騰を招きました。
その影響で逆ザヤ現象が起き、歯医者さんが困っています。
5年前からCAD/CAM冠が保険適用になり、小臼歯部から大臼歯部へ、そして前歯部の単冠まで
保険適用になりました。
CAD/CAM技術、3Dプリンター技術、IOS技術(インターナル オーラル スキャナー) が益々進歩し
これからの歯科技工を変革していくことでしょう。

歯科技工は、患者様のためにオーダーメイドでオンリーワンの人工臓器を作る仕事です。
製作方法や材料が変化しても、最後は人の手で調整しなければなりません。
有資格者である歯科技工士の更なる研鑽が必要です。
頑張れ!!歯科技工士。
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